チーム「こなが」

分散型電源をテーマにした多世代間交流プログラム


チームメンバー 小菅慧(多摩大学) 長間裕太(多摩大学)



きっかけ

3.11以降、いわゆる「集中型電源」での不安が世間の中で大きくなっている。なるべく自分たちの住んでいる地域で発電し、その地域で発電した電力を使うという「分散型電源」、地消地産の考えが今後求められると思いました。そのようなことを思っているなか「次世代リーダー育成プログラム」を紹介していただき、企画実施の機会を設けていただきました。

  • 第1回 多摩ニュータウン環境組合多摩清掃工場のごみ発電施設見学&交流会
  • 第2回 多摩ニュータウン地域の現状と将来あるべき多様なエネルギーについて考える

やってみてどうだったか

多摩市内の太陽光発電の発電量を多摩市の年間電力消費量をそれぞれ比較し、どの程度多摩市で電力が賄えるのか数値化しました。現段階では太陽光発電では十分に電力が賄えられないと発表したのですが、質問の時に多摩市の年間電力消費量で、一般家庭で使用する電力と鉄道やビルや工場で使用する電力では後者の方が電力消費量が多くても仕方がないというところで、前者で多摩市内の太陽光発電の発電量を賄う計算をすれば結果が違ったのではないだろうかという意見があり、こういう考え方もした方が良いと思い、新たな見方ができたと思います。


大変だったこと

企画の実施が2月1日なのですが、1月に上旬に体調を崩してしまい資料が作れなくなってしまいました。そのときにメンターの片桐先生やメンバーの長間に資料を代わりに作ってくれたり、当日の参加者を呼んでくれたりしたことです。資料についてはまだ調べていなかったところがあったので、私は中々体が動かない状況で大変でしたが、片桐先生や長間の方が最も大変だったと思います。まず、メンバー間での情報共有と目的が希薄であったことです。企画の大まかな形はあったのですが、あまり連絡を取っていなくいざ助けを求めていこうにも、どうやって良いのか分からなくなってしまったことです。ですが、連絡を取り合い、先生の力を借りて当日企画を行うことができました。


成長したと思えること

仲間と本当に向き合えたことだと思います。いままでは時が過ぎれば何かできると思っていましたが、いざやってみると何もできないことが分かりました。この企画を通じて自ら行動する、情報共有の大切さを学びました。そして、仲間の大切さを学びました。1人の人が1つのものしかかもてないものを2人では2つ、3つものを持つことができる。多くのものを持つという行為と、一緒に持つという連帯感を生むことが窮地を救うものだと思います。